紀平SP74・27点、冒頭のトリプルアクセル着氷

チャレンジ・カップに向けて思いを語る紀平梨花(撮影・エリーヌ・スウェーブルス通信員)

<フィギュアスケート:チャレンジ・カップ>◇22日◇オランダ・ハーグ◇女子ショートプログラム(SP)

世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)に出場する紀平梨花(17=関大KFSC)が74・27点をマークし、首位発進した。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷させ、続く3回転ルッツはこらえた。演技後半にフリップ-トーループの連続3回転ジャンプに挑んだが、2つ目のトーループで氷に体を打ち付けた。

「結構スピード感とか、気持ちとか、息の上がり具合はいい感じだったので、そこでミスが出たのは悔しい。そういう経験ができたので、次につながる、初めてのことを経験できたのが良かったなと思います」

「キス・アンド・クライ」では冷静な表情で得点発表を待ち、ほほえみながら何度かうなずいた。

フリーは23日に行われる。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)