ラグビー京産大が新型コロナウイルス影響で活動停止

2020年2月28日、京産大を指導する伊藤鐘史新監督(中央)(撮影・松本航)

関西大学リーグで4度の優勝を誇る京産大ラグビー部にも、新型コロナウイルスの影響が及んだ。

同大学の学生の感染確認から一夜明けた30日、ラグビー部員にも状況が説明された。

大学側は卒業式、入学式を中止し、全体育会クラブには4月12日までの活動禁止を通達。新年度の授業開始は5月11日以降になる見通しだ。

ラグビー部は47年間指揮した大西健氏(70)が退任。15年W杯イングランド大会日本代表である伊藤鐘史新監督(39)の下で、2月下旬から本格的に始動していた。3月には新型コロナウイルスの影響で2週間、活動を自粛。3月下旬に再開し、28日には新1年生23人も練習に合流していた。

伊藤新監督は「世界的な問題でコントロールのしようがない。部員たちには『自分たちの身を守るのも必要だし、同時に他人にも移さないことを考えないといけない』と伝えました」と説明した。

初の日本一を目指す関西の強豪が、足踏みを余儀なくされた。