B1大阪がコロナ感染経過発表、感染者名は公表せず

ネットを通じて記者会見した大阪の安井直樹代表取締役(左)と阿部達也ゼネラルマネジャー(2020年4月2日撮影)

バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の大阪エヴェッサは23日、チーム内の計13人(選手11人、関係者2人)が感染した新型コロナウイルスに関する経過を発表した。感染者の氏名公開については、話し合いの場を設けた結果、全員のプライバシーを尊重し、非公開とすることで一致した。

感染経路について、保健所からは「厳密に確定できるものではない」と報告を受けたという。選手5人が参加していた食事会(3月24日、大阪市内)で感染を受けた可能性があると考えられるが、それ以外のイベント等の可能性もあり、断定できるものではなかった。

入院中の感染者は今後、2回連続でPCR検査の陰性が確認された場合には退院が可能となる。自宅療養者は陽性が確定された時点で発熱やせきの症状がなければ、確定した時点から14日間の健康観察を行い、14日間発熱等の症状がない場合に、区保健福祉センター担当保健師の判断で、再検査を実施することなく自宅療養が解除となる。

安井直樹代表は「このたびは皆様にご迷惑とご心配をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。保健所に感染経路の特定を調査していただきましたが、結果的には確定できない旨の報告がございました。しかし、現状を鑑みると軽率な行動があったことは事実ですので、その点においては猛省し、指導を徹底してまいります」とコメントした。