村元哉中&高橋大輔組、コロナ禍で米から一時帰国

高橋大輔(右)と村元哉中(2020年1月13日撮影)

フィギュアスケートで20年から新カップルとしてアイスダンスに取り組む村元哉中(かな、27)高橋大輔(34)組が、新型コロナウイルスの影響で一時帰国していることを明かした。

31日、フジテレビ系「S-PARK」にリモート出演。米国を拠点としてきたが、高橋は「向こうのリンクが滑れなくて、日本に帰ってトレーニングをすることになった。(コーチがおらず)2人でやっていかないといけない。この状況はすごく大変だったけれど、大切な、貴重な経験ができた」と明るく振り返った。

高橋は昨年末の全日本選手権で、シングルとしての最後の大会を終えた。年明けからアイスダンスへ転向し、ツイズル(多回転の片足ターン)やリフトなど、新しい技術の習得に励む日々。2月からは米フロリダで本格的に始動し、マリーナ・ズエワ・コーチから指導を受けている。

リフトに関して高橋は「むちゃくちゃ大変ですね」と口にしながらも「(これまで)1人で表現していたけれど、2人にしか表現できない世界観を作り上げられるのが1番の魅力。今はその過程ですが(魅力を)感じつつあるところです」と目を輝かせた。

アイスダンス選手として五輪出場経験のある村元は「少し(練習の進みが)予想外というか、予定より大幅にコロナで違ったけれど、毎日が楽しくて、新しい発見がたくさんあります」とニッコリ。目標には22年北京五輪出場を掲げており「まずは(今秋の)全日本選手権の予選を目標に、1日1日を大切にして、目標に向かって、大ちゃんと一緒に頑張りたいと思います」と意気込んだ。