関西大学ラグビー、コロナ棄権の場合リーグ不成立へ

大阪・吹田市内で行われた関西大学ラグビーリーグ総会(撮影・松本航)

関西大学ラグビーのリーグ総会が18日、大阪・吹田市内で行われた。

今秋のリーグ戦において、新型コロナウイルスの影響で1試合でも棄権する大学が出た場合は、その時点で当該リーグ(カテゴリー)を不成立とする方針を確認。今月下旬に行われる関西協会の理事会で承認されれば、正式決定となる。

目標としてきたリーグ戦の開催へ、コロナ禍を考慮した基準が定められた。総会を終えた中尾晃リーグ委員長は「コロナの場合は不祥事と違い、陽性となったから(その大学が)悪いわけではない」と思いを口にした。大きな焦点となったのはリーグ成立、不成立の境界線だった。

例えばAリーグ(1部)からコロナの影響で試合を棄権する大学が出た場合、その時点でAリーグは不成立。B(2部)、C(3部)、D(4部)リーグは予定通りに行われるが、入れ替え戦はカテゴリーを問わず、全て中止となる。不成立となったカテゴリーは残り試合を親善試合として実施。Aリーグが早々に不成立となり、全国大学選手権が開催される場合は、別途出場校を決めるトーナメント戦を11月中旬から導入する予定だ。

この日、京産大からは活動再開が8月に前倒しとなる方向性が報告され、10月10日開幕予定のAリーグには全8大学がそろう見通し。試合開催時の観客の有無は、引き続き協議されていく。【松本航】