SH斎藤直人、SRの高レベルもう1度挑戦したい

サンウルブズのメモリアルセレモニーに出席した斎藤直人(C)JSRA photo by H.Nagaoka

今季限りでスーパーラグビー(SR)から除外となった日本チームのサンウルブズが8日、東京・秩父宮ラグビー場でファン感謝イベントを開催した。

昨年のワールドカップ(W杯)日本大会代表のリーチ・マイケル主将(東芝)や田中史朗(キヤノン)稲垣啓太(パナソニック)ら18選手が参加。ステークホルダーやファウンダーズクラブ会員を観客席に招き、トークショーなどが行われた。

第2部は2020年のメンバーが登場。今季SRデビューしたSH斎藤直人(早大→サントリー)は「予想通りレベルが高かった。思い出に残っているのは初戦のレベルズ戦です。デビュー戦で勝てたことが印象に残っています。スピードやパワーは違うなと思いましたけど、通用する部分もあったので、将来SRにもう1度チャレンジしたいですし、ここで経験させていただいたことを生かして、まずはトップリーグで結果を残したい」と抱負を語った。

CTB中野将伍(早大→サントリー)も「大学とは違った。レベルの高い大会に参加できて良かったですし、ハリケーンズ戦は今までラグビーしてきた中で、フィジカル的に最もきつい試合でした。ラウマペ選手に前半の最初に吹っ飛ばされて…。次は勝てるように頑張ります」と話すと、SH田中史朗(キヤノン)は「若い時から、あのレベルを経験することは財産になる。彼らのような選手が増えてくれば、もっともっと日本のレベルが上がる」と評価された。

SO小倉順平は「やろうとしてきたことは、できていた。最後は寂しいし(新型コロナ過で)短くなってしまったけど、いいシーズンだったと思います」。フランカー布巻峻介は「どの環境に身を置けば成長できるか考え、サンウルブズに集中しました中止になるかもしれない中、準備するのは大変だったけれど、いい経験になった」と言葉を結んだ。【木下淳】