三上紗也可、日本選手権V3も「五輪までに完璧に」

三上紗也可(2020年2月9日撮影)

<飛び込み:日本選手権> ◇25日◇第1日◇新潟・ダイエープロビスフェニックスホール◇女子3メートル板飛び込みほか

東京五輪代表に内定している三上紗也可(=米子DC)が、302・00点で3連覇を果たした。決勝は4本目まですべて60点以上と安定した演技を披露。最後の5本目は、三上の必殺技である「5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)」。女子では世界で数人しか使い手がいない高難度の技は、ひねりが足りずに入水が乱れて、37・40点の失敗ジャンプとなった。それでも2位宮本に10点以上の差をつけて勝った。

三上は「5154Bは、今年2月以来7カ月ぶりに試合に入れました。『絶対に決めてやる』という気持ちでしたが。今の精度では使えない。五輪でメダルがとりたいので、そこまでに完璧にしたい。360点に届くまで真剣にやっていきたい」と意気込んだ。