<関東大学ラグビー1部リーグ戦:日大33-28中大>◇4日◇東京・日大グラウンド
相次ぐ騒動から再起を誓う日大が、今季初戦に臨み、中大に33-28で勝利。この日は新設された日大グラウンドのこけら落としのゲームに当たり、さらに大学創立131周年を迎える日。接戦を物にし、節目の日に花を添えた。
前半を終え中大に2点リードを許す展開の中、後半早々にレッドカードで1人退場となり14人での戦いを強いられた。一時は最大16点差を付けられたが、徐々に点差を詰め試合残り10分を切り連続トライ。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いたWTB水間夢翔(2年)の3トライの活躍などで逆転。水間は「3トライを取れたので、自分としては良い内容でした」。ゲームキャプテンを務めたロック趙誠悠(3年)は「ペナルティーが多かったですが、みんなあきらめず80分間戦ってくれた」と白星発進を喜んだ。
今年1月には部員の大麻取締法違反(所持)で活動休止。再発防止策などを徹底し3月から再開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で遅れた。全体練習ができたのは5下旬から。リーグ開幕に向け徐々に調子を上げていく中で、8月には元ヘッドコーチ(HC)の暴行問題が発覚。世間の注目を浴びる中、監督らスッタフ陣は選手たちが試合に集中できる環境作りを図った。
報道陣の取材に応じた平山聡司部長は「今季は部長と監督が各学年ごとに部員たちと話し合いを重ね、フラストレーションがたまっていないか聞く機会を設けています」。練習時間が少ない中でも、チームの結束力を高めてきたことが今季初戦の厳しい試合で活きたという。
次戦は10日アウェーで関東学院大に挑む。中野監督は「残り10分で見せた14人になってからのラグビーが最初からできるよう選手たちに挑戦させていきます」と話した。【平山連】