<フィギュアスケート:西日本選手権>◇30日◇第1日◇京都・京都アクアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)ほか
来季までの現役引退を表明している男子の日野龍樹(25=中京大)は、SPを終えて71・75点の4位とした。
黒い衣装でさっそうと滑り始め、冒頭の3回転フリップ-3回転トーループ、トリプルアクセル、3回転ルッツを決めきった。曲のテンポが上がるのに合わせスピードアップしていくステップシークエンスでも、伸びやかな滑りでフィニッシュに持ち込んだ。
「本当はもう少し高いレベルの構成でやりたかったんですけど、6分間(練習)の時に無理そうだと。レベルを落として臨んだので、そこは悔しいですけど、ジャンプに関しては大きなミスなく終われたのはホッとしてます」と試合後に述べた。
3日に行われたジャパンオープンの際に、来季までの引退を明言した。一歩で伸びるスケーティングについて聞かれると、「一歩押しただけでなるべく長く加速する。加速を速くして滑れる距離を長くすることで、リンクを少しでも小さく見せる。それが試合で表れていたとしたら、選手を続けていてよかったなと安心するところです」と述べた。