湘南台ジュニア初優勝、横山監督「感動」産能カップ

「SANNOCUP2020」で優勝した湘南台ジュニア

産業能率大学の学生が主催する小学生ビーチバレーの大会「SANNO CUP 2020」が10月31日、神奈川・伊勢原市の同大湘南キャンパスで開催され、湘南台ジュニア(神奈川・藤沢市)が初優勝した。

4回目の出場で優勝を手にした湘南台ジュニアは、予選リーグを3戦全勝で通過。決勝トーナメント1回戦(準決勝)では、同じく3戦を最小の21失点で全勝通過したForza Yを相手に25-19の接戦で勝利した。決勝では、同じ予選リーグで初戦に21-20と競り勝った平塚金田(神奈川・平塚市)との再戦となり、接戦の結果25-23で優勝をおさめた。

湘南台ジュニアのキャプテン板橋遥人(6年)は「屋外なのでボールを高く上げないように気をつけた」と、過去の経験を生かしたプレーを展開。平塚金田とは日頃の練習から何度も戦っており「(相手が決めると)俺も決めてやる」と気合を入れたと話した。横山道紀監督(51)は試合の前に「思い切り失敗を恐れずに」とアドバイス。選手たちが優勝カップを持ち帰ると「一生懸命やってくれた姿に感動した」と話した。

「SANNO CUP」は、ビーチバレーの普及を目的として2012年から開かれている大会で、産業能率大で「イベントプロデュース」の科目を履修している学生が企画、運営、報道を担っている。開会式には、伊勢原市の宍戸晴一副市長も出席。「(コロナ禍で)いつも以上に大変な中、開催にこぎつけた皆さんに敬意を表したい」と祝辞の述べた。

今年で9回目を迎えた大会は、神奈川、東京から12チームが参加。諸ガイドラインに加え、学生が独自のコロナ対策を取り決め徹底することで、大会の実施にこぎつけた。今年はニチバン、ライトアベイルの各社が協賛していた。