柔道で異例22分7秒決着 両者途中でマッサージも

女子48キロ級2回戦で熱戦を繰り広げた遠藤宏美と坂上綾(右)(撮影・峯岸佑樹)

<柔道:講道館杯全日本体重別選手権兼全日本選抜体重別選手権>◇最終日◇1日◇千葉ポートアリーナ◇女子48キロ級2回戦

18年講道館杯銅メダルの坂上綾(23=三井住友海上)と18年グランドスラム・エカテリンブルク大会金メダルの遠藤宏美(27=ALSOK)との2回戦は、試合時間が異例の22分7秒で決着した。

ともに指導2ずつで延長戦に突入し、互いに譲らず激しい攻防を続けた。途中から両者とも疲れが見え、屈伸や腕をマッサージする場面などもあった。“大消耗戦”となった試合は、坂上が延長18分7秒に袖釣り込み腰で技ありを奪い、優勢勝ちした。

国内の大会では13年10月の全日本学生体重別選手権男子90キロ級準決勝で、当時東海大の長沢憲大と国士舘大の釘丸太一との試合が計21分7秒を記録したことがある。