鍵山優真がフリー曲「アバター」に変更 6日初披露

鍵山優真(2020年10月4日撮影)

フィギュアスケート男子の20年ユースオリンピック(五輪)金メダリストで、22年北京五輪を目指す鍵山優真(17=星槎国際高横浜2年)が、今季フリー曲を映画「アバター」に変更したことが5日、分かった。

シーズン開幕後に異例の決断。既に導入しているショートプログラム(SP)曲「Vocussion」に続き、フリーも世界的な振付師ローリー・ニコルさんに手掛けてもらうことになった。今日6日に開幕する東日本選手権(山梨・小瀬)で初披露する。

先月の関東選手権では「ロードオブザリング」を舞った。長く師事する佐藤操コーチの振り付けで表現力を引き出され、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら世界歴代5位相当のフリー188・75点、合計287・21点をマーク。衝撃のシニアデビューを飾ったが、さらなる挑戦を同コーチとニコルさんから提案された。8月からリモート指導を受けるSPに続き、フリーもニコルさん門下へ。関東選手権の直後から1カ月、急ピッチで練習した。

「アバター」はデジタル3Dを駆使した臨場感で注目され、世界興行収入の歴代1位(2500億円超)を09年から19年まで守った作品。鍵山も国際舞台の頂点を目指し、今月下旬のNHK杯(大阪)と12月の全日本選手権(長野)に向けて東日本で先行公開する。