伊藤新監督の京産大、終了間際トライで劇的逆転勝利

京産大対立命大ロスタイムで逆転トライを決め大喜びする京産大フィフティーンたち(撮影・加藤哉)

<関西大学ラグビー:京産大33-27立命大>◇B組(昨季偶数順位)第1節◇8日◇大阪・鶴見緑地球技場

 

15年W杯日本代表ロックの伊藤鐘史新監督(39)率いる京産大が、劇的勝利を飾った。

26-27と1点を追う後半ロスタイム。示されていた4分が過ぎたタイミングとなったが、相手ゴール前で猛攻を仕掛けた。最後は途中出場のFW三木皓正(1年=京都成章)がラック際を突いて逆転トライ。選手たちはガッツポーズで喜んだ。

三木は「ラッキーボーイで運を持っていただけ。あのトライは全員のトライです」。隣の伊藤監督は「自分で言うか」とほほえみながら「『THE・開幕戦』でした。『80分間で1点でも勝っていればいい』と言って送り出しました。こっちはヒヤヒヤもんでしたが、選手たちがよく頑張ったと思います」とねぎらった。

◆今季の関西大学ラグビー 昨季順位で奇数(A組)偶数(B組)の4チームずつに分け、総当たり3試合で同組内の順位付け。最後は両組の同順位同士で順位決定戦を行い、上位3チームが全国大学選手権へ進む。コロナ感染などで棄権の場合は不戦敗。下部リーグとの入れ替え戦はなし。会場収容定員の50%以内で全試合有観客とし、チケットはチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで販売。当日券はなし。