本田ルーカス剛史ノーミス演技披露「普通に滑れた」

演技をする本田ルーカス剛史(代表撮影)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終戦(第6戦)NHK杯>◇27日◇第1日◇大阪・東和薬品ラクタブドーム◇男子ショートプログラム(SP)

先週末の全日本ジュニア選手権で優勝した本田ルーカス剛史(18=木下アカデミー)が「1番滑走」でノーミス演技を披露した。

シニアにまじり「このNHK杯という大会に出られて、うれしいです。光栄な気持ち。1番というのはそこまで考えず、普通に滑れました。大きな会場で滑れて、うれしいです」と振り返った。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を皮切りに3回転フリップ-3回転トーループ、3回転ルッツをすべて決め「自分の中では、とても良かったかなと思います。ただ、今日はスピンが1つ取りこぼしがあったので、そこは悔しいところかな」と話し、フリーへ「緊張すると思うけど、こういう大きな試合に出られている喜びを感じながら、お客さんに自分の演技を届けられるようにしたい」と意気込んだ。

全日本ジュニアの後は24日に拠点の京都へ帰り、25日に練習を再開し、26日からNHK杯の公式練習という強行軍。もともと右の股関節を痛めており「良くない部分があるので、ケアしつつ調整してきた」。その中で現在できる演技を披露し、トップバッターで全日本ジュニア王者の意地を見せた。