日大・林「勝つ筋書き」甲子園ボウル奪回へ不敵笑み

甲子園ボウルを前に会見する日大QB林大希(撮影・上山淳一)

エースが不敵な笑みで王座奪回を宣言した。13日のアメリカンフットボール東西大学王座決定戦、甲子園ボウルに、関東代表として日大が3年ぶりに出場する。12日は会場の甲子園球場で前日練習。エースQB林大希(4年)は11月29日の桜美林大戦で右肩を負傷し、公開練習には参加せず。出否も明かさなかったが「筋書きは日大が勝つ」と言い切った。18年の反則騒動から因縁の関学大との決戦で、日本一での完全復活を狙う。

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2時間の練習を終えて、主力5選手がスタンドで会見した。林が帰り際に自ら堂々の勝利宣言で最後を締めた。不敵な笑みを浮かべながら「日大が関学大に勝って終わるという筋書きだと思ってます」。手負いと思えぬすがすがしい顔だった。

11月29日の桜美林大との関東リーグ1位決定戦で、右肩を痛めて前半に途中退場した。橋詰監督は回復状況を明かさず、公開された冒頭15分間の練習にも参加させなかった。体調を問われた林は「出るか、出ないか。コンディションは気になると思いますが。明日の楽しみにしてください」と、ここでもニヤリとした。

3年前は最年少MVPから、2年前には反則問題で奈落の底に落ちた。そこからはい上がってきた。3年ぶりの聖地に「懐かしいが、新たな地にたどり着いた」と表現。「怖いもの知らず」から「いろいろ乗り越えてきた経験値」で成長してきた手応えがある。

桜美林大には逆転されて林も退場後に、一丸となって再逆転して圧倒した。橋詰監督は「つらいところから挽回した。万全ではなくても、みんなでなんとかしようという思いが強い」。再びチーム一丸で逆境をはね返すつもりだ。

林もチーム力を強調した。「全員で戦う。1人1人の人間力を見てほしい。チームが勝つこと。ボクは全力で貢献するだけ」。小1から16年目となるフットボール人生の集大成。今季初めてチームカラーの赤のユニホームを着てのライバルとの決戦で、王座を奪回して新生日大の完全復活を証明する。【河合香】