京産大、リベンジならずも「力出し切れた自信ある」

慶大対京産大 後半、ボールを持って突進する京産大ロック田中利輝主将(撮影・上田博志)

<全国大学ラグビー選手権:慶大47-14京産大>◇3回戦◇13日◇大阪・花園ラグビー場

京産大(関西3位)が慶大(関東対抗戦3位)に屈し、2大会前に3回戦で敗れたリベンジを果たせなかった。

前半4分に先制トライとゴールを許すと、同19分には強みを生かした攻撃を披露。相手ゴール前5メートルでペナルティーを得ると、PGやタッチキック、強みのスクラムではなく、186センチ、138キロのNO8ヴェア・タモエフォラウ(1年=札幌山の手)が突っ込んだ。仲間のサポートを受けてトライ。ゴールも決まって7-7としたが、直後に勝ち越しのトライを許し、主導権を握られた。

新型コロナウイルスの影響でチーム練習の再開は8月4日。春は約4カ月間、オンラインでの個人トレーニングを強いられた。15年W杯日本代表で就任1年目の伊藤鐘史監督(40)は「短い期間でここまでになれるとは思っていなかった。少ない試合の中で、1試合終えるごとに、チーム力が高まっていくのを見るのが本当に楽しかった。私としてもいい経験。いかなる環境であれ、自分たちにフォーカスして、ひたむきに取り組むことが大切か、彼らから学んだ」と教え子をたたえた。

試合は強みのスクラムで後半は劣勢となり、自陣に押し込まれる場面が目立った。ロックの田中利輝主将(4年=東海大仰星)は「やはり『関東の壁』というか、チームの総合力で壁をすごく感じた。自分たちの持っている力を出し切れた自信はあるし、胸を張っていきたい。後輩たちには(今季)原点回帰でひたむきさを学んだので、受け継いでいけたらと思います」。来季以降の躍進へ、この敗戦を糧にする。【松本航】