来シーズンから日本人ドライバーとして7年ぶりにフル参戦が決まった角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が21日、オンライン会見で意気込みを語った。
角田は4歳でレースを始め、18年のF4日本選手権で7勝を挙げ総合王者。19年にF1ドライバーの登竜門と言われるレッドブル・ジュニアチームに所属して欧州に進出。今年はF1の下のカテゴリーであるF2選手権に参戦し、3勝を挙げて総合3位に輝き、F1に乗るためのスーパーライセンス取得要件を満たすポイントを獲得。F2の最優秀新人賞と、F1の新人も選考対象となるFIA(国際自動車連盟)新人賞を獲得。今月16日にアルファタウリと契約し、来季のF1参戦が決定した。
会見で「ルーキーらしくシーズン中盤までは自分の攻めるドライビングを貫いて、チームメートからいろんなところを吸収しながら自分の足りないところを見極めたい。後半は、前半戦で集めたいろいろな引き出しを駆使して、もちろん優勝は目標だけど、表彰台だったりポイントをチームのために取れたらいい」と21年の目標を語った。
15日にはアブダビでのテストに参加。初めてF1マシンに乗り、予選用のタイヤを履いてのタイムアタックや、ロングランなどさまざまなデータを取りながら感触を確かめた。「ロングランは4回やったが、最後の4回目ぐらいにしっかり納得のいく走りができた。他のチームもテストをしていて、最終的には全体で5番手のタイムも出せた」と手応えも口にした。また、課題も見つかった。「F1はF2では感じなかった首が前にもっていかれるようなGがすごかった。1回目の最後には、首がヘッドレストにもたれないと、力が入らないくらいだった。首の筋力を強化したいと思った」。
自分の走りについて「自分の強みは攻めのドライビング。特にオーバーテーク(前の車を抜く)は自信があるので見て欲しい」とアピール。将来の夢をミハエル・シューマッハー(ドイツ)とルイス・ハミルトン(英国)が記録した7度の総合優勝を「30年までに抜くことを達成したい」と話していた。