つくば秀英「悔しいのは彼ら」欠場ライバル思い1勝

つくば秀英対鳥取城北 第3Q、ドリブルするつくば秀英・根本。左は鳥取城北・田中(C)JBA

<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:つくば秀英93-72鳥取城北>◇男子1回戦◇23日◇東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ

つくば秀英がライバルの思いも背負って初戦を勝ち上がった。開始直後から厳しいディフェンスで鳥取城北にプレッシャーをかけてペースをつかみ、多彩な攻撃で得点を重ねた。常にリードを保ちながら第3クオーターを終えて点差を22点に広げて勝負を決めた。

新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たために、同じ茨城県の強豪・土浦日大の欠場が決定。関東ブロック推薦で出場権を得ていたライバルと県予選決勝で対戦し、敗れている。

「僕たちは常に日大に勝つことを目標に練習してきました。欠場が決まった後、日大の友人とLINEで連絡を取って、頑張るからと伝えました。この大会で対戦して勝ちたかった。でも、一番悔しいのは彼らですから…」と根本大主将(3年)。初戦敗退だった昨年に続く2年連続出場。土浦日大は女子も欠場で、男女を通じて唯一の茨城代表が大きな1勝を挙げた。