紀平梨花SP高得点「満足いってます」2連覇へ発進

女子SPの演技をする紀平(代表撮影)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇第1日◇25日◇長野市ビッグハット◇女子ショートプログラム(SP)

2連覇を目指す紀平梨花(18=トヨタ自動車)が今季初戦のSPで79・34点を記録し、首位発進した。

冒頭で代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功。新プログラムの「ザ・ファイア・ウィズイン」を力強く演じ、フリップ-トーループの連続3回転、3回転ルッツとまとめた。

演技後はうなずき「とりあえずジャンプは立てた。80点を超えたいと思っていたけれど、まずまずの点数なので、満足いっています」と笑顔を見せた。

新型コロナウイルスの影響で、出場を予定していたグランプリ(GP)シリーズのフランス杯が中止。長期合宿を行っていたスイスから帰国し、前日24日には「スイスでは曲かけ、筋力トレーニング、バレエ、ダンスといろいろやってきました」と明かしていた。待ちわびた競技会で、新たな演目に気持ちを込めた。