負傷の洛南・小川は敗戦に涙「チームメートに感謝」

男子3位を納め、集合写真に納まる洛南の選手(C)JBA

<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:東山87-67洛南>◇男子準決勝◇28日◇東京体育館

京都対決となった洛南は、準決勝で東山にリベンジを許した。府予選では勝利を収めており、今回も万全のチームで臨むはずだったが、主力で司令塔の小川敦也(3年)が前日の試合で左足首を捻挫した。それでも前半からチーム一丸になって必死に食らいついたものの、点差は開く一方。主力が抜けた穴は大きく、最後は20点の大差をつけられた。

後半第4クオーターで3ポイントを立て続けに決めた大石は、「これまでセンターに頼っていたことろもあった。その分みんなで思い切ってシュートを打っていこうと話し合ってきた」。点が入らずきつかった時も、「みんな頑張って戦った」と涙をこらえた。後輩たちへは感謝を口にした上で、「もう一度メインコートに戻って、次は日本一になってリベンジを果たして欲しいです」と後輩に託した。

小川は「エースとして大舞台に立てなくて、チームに迷惑をかけてしまった。昨日みんなが決勝まで連れて行って優勝すると言ってくれていた、最後まで戦ってくれたチームメートに感謝です」とうっすら涙を浮かべ、車いすで会場を後にした。

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