奥田BBC粘り見せるも準決敗退/ジュニアバスケ

準々決勝で怪我を負ったが勝利の為に全力プレーをする富山・奥田バスケットボールクラブのキャプテン高田蓮央(3年)(C)JBA

<バスケットボール・第1回ジュニアウインターカップ:NLG INFINITY(群馬)72ー68奥田バスケットボールクラブ(富山)>◇最終日◇7日◇男子準決勝◇東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ◇日刊スポーツ新聞社後援

八村塁を指導した坂本穣治監督率いる奥田バスケットボールクラブが、準決勝敗退となった。

今大会を逆転劇で勝ち上がってきたチームは、エース高田将吾(2年)が終了間際のスリーポイントを決めるなど粘り強さも見せた。最後は群馬の197センチ川島の牙城を崩すことが出来なかった。

高田将は、「先輩たちを勝たせてあげられなく申し訳ない。いつものプレーがブロックされてしまった」と力を出し切れず涙を浮かべた。

前日の試合で左腕をけがしたキャプテン高田蓮央(れお、3年)は、痛みを抑えフル出場した。「ポイントガードとしてアシストをできなかったことが悔しい」とし、「決勝へ行けなかったけど、これまで粘り強い試合はできた」。後輩へは「これまで3年生5人と後輩たちと一緒に戦ってきた。来年は優勝して欲しい」と願った。

NBAウィザーズの八村塁からは、母親を通して寄付金ももらったという。

坂本穣治監督は、「後半相手のギアが入って手も足も出せなくなった」と振り返り、「全国の高いレベルでプレー出来たことは大きいです」と感謝した。