NFLブラウンズ番狂わせ26季ぶりプレーオフ勝利

<NFLプレーオフ1回戦=ワイルドカードラウンド:ブラウンズ48-37スティーラーズ>◇10日◇ペンシルベニア州ピッツバーグ

第6シードのブラウンズ(AFC北地区3位)が番狂わせを演じ、26季ぶりのプレーオフ勝利を挙げた。

第3シードの同地区1位スティーラーズのミスに乗じ、第1Qで28-0と大きくリード。反撃を浴びながらも48-37で振り切り、下馬評を覆す白星を飾った。17日のカンファレンス準決勝ディビジョナル・ラウンドでは、第1シードのチーフス(西地区1位)と対戦する。

たなぼたの先制がチームを勢いづけた。最初のプレーでスティーラーズのスナップが大きく後ろにそれた。このボールをエンドゾーンで押さえ、たった14秒でラッキーな先制TDを挙げた。次の守備でもインターセプトし、QBメイフィールドが40ヤードのTDパスを決める。さらにランよくTD、2本目のインターセプトからもTDラン。プレーオフ史上初となる第1Qで28-0のリード。前半で35-10と同地区王者を圧倒した。

第3Qには2TDパスを返されて、12点差と2TD差以内に迫られた。第4Qに3本目のTDパスを決めるが、再び13点差とされてからも2FGを追加して引き離す。最後には11点差に詰め寄られたが時間切れ。第1Qの大きな貯金がものをいった。

レギュラーシーズン最終週に続く、2週連続で今季3度目の対戦だった。前週は辛くも2点差の勝利で、18季ぶりにプレーオフに滑り込んだ。今季は1勝1敗としたが、スティーラーズはすでにプレーオフを決めていて主力温存していた。

さらに選手2人にステファンスキー・ヘッドコーチらコーチ3人が新型コロナウイルス感染で隔離された。本拠が封鎖され、練習すら試合の3日前まではできない状態だった。この対戦ではアウェーで17連敗中。絶対不利と見られたが、プレーオフでアウェーでの勝利は実に51季ぶりとなった。

3TDパスを決めたメイフィールドはインタビューで、大事そうにウイニングボールを抱えていた。「評判なんで関係ない。自分たちだけを信じていた。早いタイミングのパスというプランが実行できた」と胸を張った。

スティーラーズは痛恨のミス連発で自滅した。2度スーパーボウルを制しているQBロスリスバーガーは、パスで501ヤード投げたが4インターセプト喫した。ブラウンズにはホームで23勝2敗1分と絶対の自信を持っていた。前週には主力温存など過信があったとも言えそうだ。一方でブラウンズはコロナもあって危機感が増し、結束していた。

ブラウンズは17年には16戦全敗を記録した。15年からの3年間ではたった4勝(44敗)のお荷物チームだった。準決勝はV2を狙うチーフスに挑む。メイフィールドは「大きな挑戦だが、何が起こるか分からないのがプレーオフ」と気合十分。今度は大金星を狙う。