天理大主将「全員本当に我慢」コロナ禍越えVに感謝

天理大対早大 試合後、天理大キャプテンの松岡は涙ながらにインタビューに応じる(撮影・滝沢徹郎)

<全国大学ラグビー選手権:天理大55-28早大>◇決勝◇11日◇東京・国立競技場

“無名の男”が日本一の主将になった。天理大フランカーの松岡大和主将は、部員168人をまとめ上げた。コロナ禍で迎えた日本一決定戦。昨秋から徹底していた天理市外への移動禁止に加え、家族との対面も避ける厳しいルールを作った。「部員全員が本当に我慢して、いろいろな方がサポートしてくれて乗り越えられた」。仲間への感謝を込めた。

花園出場経験のない兵庫・甲南高出身。天理大と巡り合ったのは高校2年生の時だった。兵庫県予選に足を運んでいた天理大の八ッ橋修身コーチから問い合わせがあった。

「甲南高校の松岡くん、うちに来ないですかね?」

神戸製鋼でも活躍した元日本代表FBの目に、身長177センチが留まった。松岡は二つ返事だった。

「はい、行きます!」

中学時代から長期休みはニュージーランドへ出向き、強烈なタックルで仲間に「ヤマ」と親しまれた。国立でも最後まで体を張った。