池田新オーナー「悔しい」B3さいたま開幕戦敗れる

試合会場で開幕戦の戦況を見つめるさいたまブロンコスの池田オーナー(撮影・奥岡幹浩)

<バスケットボール・B3リーグ:さいたまブロンコス70-82金沢武士団>◇第2節◇16日◇浦和駒場体育館

バスケットボールBリーグ3部に相当するB3が16日、各地で開幕し、プロ野球DeNA初代社長の池田純氏(44)が今季から新オーナーに就任したさいたまブロンコスは、ホーム開催(浦和駒場体育館)で金沢武士団に70-82で敗れた。

前半をリードして折り返したが後半に逆転され、池田オーナーは開口一番「ひとこと、悔しい。やっぱり勝負の世界なので勝ちたい」。それでもコロナ禍にあって510人の来場者を迎え入れ、「幸せな機会をいただいた。身が引き締まる思いもあった」と話した。

池田氏は16年秋にDeNA社長を退任。昨年3月にB3チームの新オーナーとなってこの日の初陣を迎え、「勝負の世界って、こんな感じだったなと思い出した」。充実した表情を浮かべた。

選手たちに対しては試合後、「明日は切り替えて、勝つことで結果を出して欲しい」と勝利を求めた新オーナー。運営面においてはコロナ禍でさまざまな制限があるなかでも、「お客さんに『また会場に来たいな』と思っていただき、いつも気に掛けてもらえるようなクラブにならないと」。地域にとって、ブロンコスがかけがえのない存在となることを目指していく。