ビンセント・ジョウSP2位、自己記録を大幅更新

<フィギュアスケート:全米選手権>◇16日(日本時間17日)◇第3日◇ラスベガス◇男子ショートプログラム(SP)

17年世界ジュニア王者のビンセント・ジョウ(20)が107・79点をマークし、2位発進した。全米選手権史上歴代4番目の高得点となる。

曲はくしくも名前と同じ「Vincent」。音楽配信サービス「Spotify」で偶然聴いたというボーカル入りの1曲で、しっとりと伸びやかに演じきった。

冒頭の4回転ルッツでは両手を上げながら細い軸で鋭く、3回転トーループをつなげて約20点を稼いだ。続く4回転サルコー、後半に入ってのトリプルアクセル(3回転半)も成功させた。

得点が表示されると、驚いたようにのけぞるしぐさも。国際スケート連盟公認大会での自己記録100・51点を上回り、今大会に絞っても19年の100・25点の自身の記録を大幅に更新した。