天理大の一員として全国大学ラグビー選手権初優勝に貢献したCTBシオサイア・フィフィタ(22)が4日、近鉄入り決断の理由を語った。この日から新天地へ合流。拠点となる大阪・花園ラグビー場内で「みんながウエルカムで、楽しい雰囲気で良かった」と第一印象を語った。
現在、チームはトップリーグ(TL)2部相当のトップチャレンジリーグ(TCL)を戦う。スーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」でも活躍したフィフィタは、複数チームから誘いを受け、その中で近鉄を選んだ。23年W杯日本代表入りへの期待を集める大学屈指の逸材は、その理由を明かした。
「大好きな関西で、もう1度プレーしたかった。(近鉄)ライナーズの雰囲気が一番、自分のラグビーに合うと思いました」
トンガから来日し、日本航石川高を経て天理大に進んだ。
「高校の時も、僕の中で『関東に行ったら絶対に遊んでしまう』と思いました。『天理で日本一になる』という目標を考えました」
今回の近鉄入りも、過去の進路選択と重なる部分があるという。
「いろいろな強いチームから声をかけてもらいました。ただ、チャレンジャーとしてプレーしたかった。強いチームだったら『頑張らなくても大丈夫』となるんじゃないかと思いましたし、ライナーズで泥臭くラグビーをするのがいいと思いました」
1月の全国大学選手権初優勝後は疲れをとり、1カ月も経たずに、新たなスタート地点に立った。
今季のTCLは13日に開幕し、順位決定戦の最終節は4月第1週(3日または4日)。規約上は4月以降の出場が可能となり、最短でのデビューを目指す。
「4月からしか出られないので、まずはしっかりと練習でハードワークをして、試合も出るチャンスがあれば…と思います」
上位4チームがTL16チームとのプレーオフトーナメント(4月17日開始)に進む今季。成績は22年1月に3部制で開幕予定の新リーグの振り分け審査に関わり、シーズン終了後には日本代表活動も設定されている。
「TLとやるのがすごく楽しみ。チャレンジャーとして頑張りたい。W杯を目指すのに強いチーム、弱いチームは関係なく、自分の頑張り次第じゃないかなと思います。足りないスキルをしっかりと練習したい」
おごることなく、泥臭く-。フィフィタの新たな挑戦が始まる。【松本航】