来年の北京オリンピック(五輪)にもつながるカーリングの全農日本選手権(北海道・稚内市)が開催中だ。国内最高レベルのカーラーたちが腕を競う中で、奮闘を見せてきたのが2人の小学生。男子のチーム岩手でサードを務める小学5年の松原永和(とわ、11)と、女子のチーム倉敷でリードを任される小学6年の川田亜依(12)は、大人たちに混じって堂々とショットを投じた。
男子としては大会史上最年少出場となった松原は、日本選手権デビューを終えた後、「テイクとか決まったところがあったので良かった」。チームが敗れた悔しさにじませつつ、会見場ではきはきと振り返った。
女子の川田は、普段は熊本で活動する。交流のあったチーム倉敷のメンバーに欠場者が出たため、母良子とともに“助っ人”としてエントリー。リザーブとして見守る母の前で、好ショットを重ねた。18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレの藤沢五月は対戦後、「小学生で日本選手権に出られるというのは本当にすごいこと。これからどんどん成長していくのでは」。その将来性に期待した。
両選手はいずれも、毎年開催されるチビリンピック(日刊スポーツ主催)の冬季大会、全農杯全日本小学生カーリング選手権に出場した。松原は盛岡カーリングスポーツ少年団のセカンドとして19年大会で3位と健闘。川田は2年連続出場し、18年にチームKOKのサードとして8位、19年はチームおかくまのセカンドとして5位に入った。
チーム岩手、チーム倉敷とも残念ながら1次リーグで姿を消したが、憧れの選手たちを相手に真剣勝負を交わした2人の経験は、長く続くであろう競技人生の大きな財産となるはずだ。