秋田工2年ぶり東北V「みんながつないで」桜庭躍動

秋田工対仙台育英 2年ぶり16度目の優勝を喜ぶ秋田工フィフティーン

<高校ラグビー東北大会:秋田工28-19仙台育英>◇決勝◇13日◇宮城・女川町町民多目的運動場

2年連続の同カード決勝は、秋田工が28-19で仙台育英(宮城)の連覇を阻み、2年ぶり16度目の優勝を決めた。SO桜庭侑大(2年)が4トライすべてに絡み、司令塔の役割を果たした。

昨年決勝で5-24で敗れた相手に雪辱し、東北王座を奪還した。花園16強レギュラー3人が活躍。2点リードの後半28分、SH柴田竜成主将からパスを受けた桜庭侑が右中間にダメ押しトライを決め、勝利を確実にした。前半27分にもトライを挙げた桜庭は開始14分、やはり柴田からのパスを中継して左CTB古屋健太朗の先制トライを演出。アドバンテージを背負った後半3分は、敵ゴール前中央から左隅への「超ロングキックパス」で左WTB尾張翼(2年)のトライにつなげた。「2トライ2アシスト」の桜庭は「フォワードが接点で勝ってくれて、みんながつないでくれた。アドバンテージをもらったらキックすると決めていた。ウイングが取ってくれると思っていた」と振り返った。

過去、花園優勝15回、準優勝7回の伝統を背負う。1月の花園出場後に監督交代。淡路直明前監督(56)に代わって3年ぶりに復帰した後輩の伊東真吾監督(36)は「自分はまだ何もやっていないし、アタックはいじっていない。柴田と桜庭がゲームコントロールしてくれた」とOB監督リレーの成果を強調。「1人1人を鍛え、ステップアップさせて当たり前の文化をつくっていきたい」と、意識革命しながら全国上位返り咲きを目指す。【佐々木雄高】