B1川崎V 13得点ルーキー増田「まさか僕が…」

第4Q、攻め込む川崎の増田(左)(代表撮影)

<バスケットボール天皇杯全日本選手権:川崎76-60宇都宮>◇男子決勝◇13日◇さいたまスーパーアリーナ

前回準優勝のB1川崎がB1宇都宮を下して頂点に立った。14年に前身の東芝神奈川として制して以来、7大会ぶり4度目の優勝。Bリーグ発足後に初めて獲得したタイトルとなった。

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決勝の大舞台でルーキーが躍動した。途中出場した増田啓介(23)が第2クオーターだけで8得点を挙げてチームに勢いをもたらすなど、両チーム最多13得点をマーク。試合後にコート上でインタビューを受け、「まさか僕がここでしゃべるとは。動揺している」と笑った。

筑波大出身で、ポジションはスモールフォワード。特別指定選手として在学中から2シーズン川崎でプレーし、今季から正式加入した。リーグ戦では42試合出場と毎試合のように起用され、すでに欠かせない戦力となっている。

バレンタインに合わせてBリーグが先月実施した「モテ男ナンバー1決定戦」では、全体3位の得票数を得た。人気上昇中のルーキーが、ホワイトデー前日に“お返し”の大活躍。「リーグ戦はまだまだ残っている。チームの力になれるように頑張る」。甘いマスクでさらなる活躍を誓った。【奥岡幹浩】