<フラッグフットボール日本選手権決勝:京都ジュベナイルズ41-28リバーサイドギャンブラーズ市川>◇19日◇富士通スタジアム川崎
男子は京都ジュベナイルズ(関西)が優勝した。4地区代表が参加し、ともに1回戦を快勝し、決勝はリバーサイドギャンブラーズ市川(関東)と。前半はラストプレーでTDパスに2ポイントを決められ、21-22と逆転でリードされた。後半はランを中心に3TDを挙げて、再逆転して突き放す。守備も1TDに抑え、41-28で優勝を飾った。
京都はハイレベルな能力を発揮した。フラッグはパス主体と思われがちだが、中垣は「うちはランのチーム」という。言葉通りに後半はランで再三ロングゲインし、3TDもすべてランだった。
タックルにあたるフラッグをとられないため、スピンでかわすシーンはよく見られる。瞬間に腰を沈めることで、フラッグの位置を下げてとられないようにするディップというテクニックを駆使。走りにスピードもあり、自陣からスルスルと抜け出すランプレーが光った。
守備では長身の平井主将がラッシャーとなり、QBサックにパスブロックを連発した。パスのコントロールも狂わせ、DBがインターセプトをマーク。後半は市川のパスを1TDに抑え込んでみせた。
京都の出場選手は4チームで最少の7人だった。他チームは攻守が専任だったが、京都は5人中4人がほぼ攻守両面出場。世代交代でメンバーが減って「多くてもあと1人か2人」と笑うが、4人はアメリカンフットボール経験者でもあり質は高い。中垣は「人数が少ないのはきついが、市川に久しぶりで勝ててよかった」と、2年ぶりの開催での優勝を喜んだ。
12月にイスラエルで世界選手権が開催予定となった。上位8チームは来年の米バーミンガムでのワールドゲームスに出場できる。28年ロサンゼルス五輪の追加種目の候補にもなっている。過去に日本代表で2度世界選手権出場の中垣は「励みになります」。
シニアは15歳以上だが、地方の2チームは高齢者も多かった。関東学生アメリカンフットボール連盟では、春季シーズン最後に初のフラッグ大会を計画している。日本アメリカンフットボール協会国吉会長は「アメリカン-とは違った面白みもある。学生が取り組むことで裾野が広がっていけば」と期待していた。
女子はヒューペリオン東京(関東)がアイリス(関西)に19-14で、終盤逆転逃げ切りで優勝した。