大橋悠依が初の五輪切符「夏の本番で自己ベストを」

女子400メートル個人メドレーで東京五輪代表内定を決めた大橋(右)は涙を拭う(撮影・鈴木みどり)

<競泳:日本選手権兼東京五輪代表選考会>◇第1日◇東京アクアティクスセンター◇女子400メートル個人メドレー決勝

大橋悠依(25=イトマン東進)が、4分35秒14で1位になった。

「五輪選手になれるのはすごくうれしいです。夏の本番で自己ベストを出せるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

派遣標準記録4分38秒53を突破して、大橋は初の五輪切符となった。

予選では4組4レーンに登場した。前半を2分11秒47で折り返して、4分38秒94。全体の1位で午後の決勝に進出していた。

大橋は16年リオデジャネイロ五輪後に頭角を現した。世界選手権では17年に200メートル銀、19年に400メートル銅と個人メドレーで2大会連続メダルを獲得。女子のエースとして、初めての五輪出場を目指している。2日には「本番が朝決勝なので。早めに起きて、体を動かして、体温を上げていきたい」と、夏の本番を見据えている。

滋賀県彦根市出身。勝負レースでは元祖ゆるキャラ「ひこにゃん」靴下を愛用する。長年にわたって嵐のファンだったが、同グループが昨年末に解散。「落ち込んでいます」とがっくりうなだれていたが、しっかりと立て直した。

なお大橋の日本記録は4分30秒82となっている。