井上康生監督が反省、五輪代表補欠4選手ら欠場語る

強化委員会後、世界柔道代表を発表する井上康生・全日本男子監督(左)。右は金野潤・全柔連強化委員長(代表撮影)

<柔道:世界選手権代表最終選考会兼全日本選抜体重別選手権>◇最終日◇4日◇福岡国際センター

男子代表の井上康生監督(42)は大会後のオンライン会見で、今大会直前に東京五輪代表補欠4選手らがけがにより欠場したことについて説明した。

3月上旬のグランドスラム(GS)タシケント大会(ウズベキスタン)に出場したメンバーで、試合中に負傷しながらも戦った選手がいることを明かし、「帰国後の2週間の隔離もあり治療や調整など進める上で100%できなかった。強化としては選手がけがをしないようにすることも仕事なので、そこはしっかりサポートしたい」と反省の弁を述べた。

コロナ禍の影響で、これまでにない調整の難しさも指摘した。3カ月後に迫る東京五輪を見据える上でも「できること、できないことがある。ただ、我々としては選手がいかにしっかりパフォーマンスを出せるかを最大限に考える必要がある」と、強化陣の課題を挙げた。