宇野昌磨が転倒「情けない」世界初3アクセル→4回転トーループ成功ならず

男子フリー 演技の冒頭、ジャンプする宇野昌磨(代表撮影)

<フィギュアスケート:世界国別対抗戦>◇16日◇男子フリー◇丸善インテックアリーナ大阪

宇野昌磨(23=トヨタ自動車)の、世界初となるトリプルアクセル(3回転半)-4回転トーループの2連続ジャンプ成功はならなかった。

午前の公式練習中、4回連続でチャレンジしていた大技。すべて転倒していたが、本番でも挑んで、3回転半を跳んだ後の4回転トーループで転倒した。それでも、冒頭で挑むと宣言していた通りのトライ。すぐ立ち上がると、会場から大きな拍手が降り注いだ。

SPは9位。第1グループで登場し、164・96点だった。演技後の宇野は、肩で息をして疲労困憊(こんぱい)の様子。「チームメートに支えられてばかりで。SPでは心の迷いがあった。恥ずかしい、情けない気持ちですが、明日からは全力で応援したい」と話した。