テニス界には燃え尽き防ぐ「カプリアティ・ルール」悩み相談の部門も

5月30日、全仏オープン1回戦でサーブを打つ大坂なおみ(ロイター)

テニスで世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)が日本時間1日未明、自身のSNSで全仏オープン2回戦の棄権を電撃表明した。さらに「2018年の全米オープン以降、長い間うつに悩まされてきた」と告白した。

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若いテニス選手を守るための通称「カプリアティ・ルール」というWTAの規則がある。年齢で大会出場数を制限したものだ。女子では14歳未満はプロ大会に出場できない。14歳は下部大会に最大8大会、15歳から17歳までは、年齢別に最大大会数が決まる。18歳以上は制限はない。

カプリアティは、13歳でプロに転向し、デビュー戦で決勝進出。16歳でバルセロナ五輪金メダルと、天才少女として名をはせた。しかし、燃え尽き症候群で17歳で離脱。その間、薬物使用や窃盗で、更生施設への出入りを繰り返した。20歳で復帰し、3度の4大大会優勝を果たした。

彼女のような悲しい離脱を防ごうと誕生したのが、年齢制限規則である。また、女子ツアーは「ヘルスケア」の部門に、42人の専門家を配置。その数は、男子ツアーの倍のスタッフだ。そのうち、メンタルヘルスは3人が担当。メンター(師匠)制度など、過去に活躍した選手が若い選手の担当になり、悩みを聞くプログラムもある。