青森山田が県21連覇、全国Vへ「体力と精度上げる」 バドミントン

大会21連覇に貢献した青森山田・大沢(左)と石川(撮影・相沢孔志)

<高校総体バドミントン青森大会:青森山田3-1浪岡>◇6日◇女子団体決勝◇スポカルイン黒石

女子団体決勝は、青森山田が浪岡を3-1で下し21年連続21度目の優勝を決めた。大沢陽奈主将(3年)が、石川心菜(2年)との全国選抜優勝ペアでダブルスを勝利すると、2-1で迎えたシングルスでも白星を挙げ、連覇の原動力になった。個人戦ダブルスは大沢、石川ペアが優勝。準Vの小笠原未結、遠藤心夏(青森山田2年)ペアとともに8月、富山・高岡市で行われる全国高校総体出場を決めた。

    ◇   ◇   ◇

青森の絶対女王が、前人未到の“V21”を決めた。大沢は第1試合のダブルスに3月の全国選抜優勝を経験した石川とペアを組み、息のあった攻撃で2ゲーム(G)でわずか計4失点の圧勝。幸先よく1ポイントを先取した。連覇が懸かる2-1で迎えた第2試合のシングルスで再びコートに立ち「自分が勝って終わらせよう」と気合を注入。勢いのままストレートで押し切った。だが、第2Gは「自分のミスが多かった。その点は反省しないといけない」。さらなる高みを目指し、修正を重ねていく。

団体では全国総体10度、選抜5度の優勝を誇る名門にとって県総体優勝は通過点だ。3月の全国選抜準決勝は柳井商工(山口)に2-3で惜敗し、4強止まり。2-2で迎えた第3試合のシングルスで敗れた主将は「春は悔しい思いをした。夏はどんな状況で回ってきたとしても、2ポイントを絶対に取りたい」と闘志を燃やす。藤田真人監督(42)は「夏の勝負なので体力的なものを上げながら、全てのストロークの精度を上げないとミスを繰り返す。そこだけですね」と目標の全国優勝に向け再出発する。【相沢孔志】