錦織圭が4大大会100勝 苦笑いで「うれしいです」記録にこだわりなし

<テニス:ウィンブルドン>◇30日◇ロンドン◇男子シングルス1回戦

日本のエースで世界53位の錦織圭(31=日清食品)が、記念すべき4大大会通算100勝目をあげた。同67位のポピリン(オーストラリア)に6-4、6-4、6-4のストレート勝ちし、通算勝利数を日本人初の3桁の大台に乗せた。2回戦では、同14位のルード(ノルウェー)-同78位のトンプソン(オーストラリア)の勝者と対戦する。

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ほとんど記録にはこだわらない錦織が苦笑いだ。100勝目の感想は、少し間があり「うれしいです」。366勝を誇るフェデラーなど上には上がいる。ただの通過点にすぎないが、そこはプロらしく苦笑いでのリップサービスとなった。

錦織が4大大会の本戦にデビューしたのが、08年のウィンブルドンだった。同年2月には、デルレービーチ国際でツアー初優勝。当時18歳の新鋭は、第1セットを奪いながら、腹筋を肉離れし、第2セットを落としたところで棄権した。苦い思い出だ。

4大大会初勝利は、同じ08年全米オープンの1回戦。第29シードのモナコ(アルゼンチン)を4セットで下す金星を飾った。同大会では勢いに乗って、一気に16強まで進出した。

その錦織も31歳になり、この日は、10歳も年下の若手を手玉に取った。100勝に興味はないが「経験値の差は大きかった」と、12度目の出場と2度の8強で得た経験が勝った。「終始、主導権を握れた」と、13年かけて積み上げた100勝目を、1度も自身のサービスゲームを失わない勝利で祝った。

◆4大大会シングルス通算勝利数 男子の最多勝利数は20回の優勝を誇るフェデラー(スイス)の366勝。錦織以前に100勝以上している男子選手は50人で、現役では11人だ。女子ではS・ウィリアムズ(米国)が365勝で最多。フェデラーと並んでいたが、今年1回戦負けで上積みがかなわなかった。日本女子最多は杉山愛の84勝だ。

◆放送 ウィンブルドンはWOWOWで全日生放送、同時配信される。