馬術五輪代表の林伸伍、パリ五輪へ国体予選から再出発「もう3年しかない」

林伸伍(2016年4月撮影)

故郷から再出発だ。馬術の東京五輪代表、林伸伍(36=アイリッシュアラン乗馬学校、札幌市出身)が15日、国体道予選(苫小牧・ノーザンホースパーク)に出場した。

出場者1人の成年男子セントジョージ賞典で大会新の69・020(得点率)を出し貫禄を見せた。林は「馬がうまく合わせてくれたおかげ」と、2年ぶりに騎乗した愛馬リンドバーグを称賛した。

初出場の五輪は予選E組10人中8位で敗退した。「緊張はなかったけど、大事なところでミスが出てしまった。指示をうまく伝えられなくて、馬の状態が良かっただけに申し訳なかった。自国開催でベストな演技をしたかった」と悔やんだ。それでも「この経験を糧に3年後のパリへ日々精進したい」と前を向く。

五輪後初の実戦を地元で迎えた。「たくさんの方が見に来てくれて励みになった」。観戦に訪れた父秀樹さん(71)と母則子さん(67)も「五輪は無観客で残念だったけど今日は観戦できて良かった。日本を代表する選手になって誇りに思う」とたたえた。林は「パリまではもう3年しかない。今日からまた再スタートです」と力強く話した。【小林憲治】

◆馬術日本代表の年齢 今回の東京五輪馬場馬術に出場した3人の平均年齢は40・3歳で、36歳の林は最年少。馬術は高齢でも第一線で活躍する選手は少なくなく、12年ロンドン五輪には、法華津寛が当時71歳で出場した。