スノボ鬼塚雅「とてもうれしい」北京五輪へ専用練習場、12月完成へ

スノーボード鬼塚雅(2018年2月19日撮影)

スノーボード女子の鬼塚雅(22=星野リゾート)が、来年2月の北京オリンピック(五輪)へ向け、専用練習場を提供される。

18年以降、毎年続いている「Miyabi Park」プロジェクトが23日に始動した。

今年は北京五輪仕様。幼少期から練習拠点とする福島の「アルツ磐梯」に、20メートル級のジャンプ台などを設置。五輪本番の環境に近づけたオーダーメードもので、五輪前の最終調整の基地となる。

例年は雪が十分に積もった2月ごろに出来上がるが、今回は北京五輪前の12月末の完成を見込む。足りない雪は、土盛りで補う。時間は限られ、行政の認可なども含め、課題は山積み。予算は「数千万」の見込みとなる。ただ、鬼塚のために、スタッフ一丸となって、最高の練習場を用意していく。鬼塚は「いつもアルツ磐梯さんは競技面も精神面も支えてくださる」と感謝し、「今回はオリンピックに合わせて、早めに準備していただけて、とてもうれしい」。18年ピョンチャン・オリンピック(平昌五輪)では届かなかったメダルへの決意を高めた。

鬼塚はビッグエアとスロープスタイルの2種目でメダルの期待がかかる。今年1月の冬季Xゲームのビッグエアでは逆スタンスから斜め軸に縦2回転、横3回転半する「キャブダブルコーク1260」に女子では実戦で初めて成功し、銀メダルを獲得した。その最高難度の技の完成度を高めることが、頂点への近道となる。「それを軸に北京五輪は戦いたい」。過去に国際大会で何度も表彰台に上がっているスロープスタイルも課題を修正し、手応えをつかんでいる。10月下旬のW杯からシーズンインする。

親交あるスポーツクライミング女子複合で銀メダルの野中生萌(24=XFLAG)らが東京五輪で戦う姿をテレビで見て、北京に対する思いも強まった。「オリンピックに行った時のメンタルを想像もできた。私にとってもためになった。東京五輪を見て、感動、勇気、元気、頑張ろうと思う気持ちを与えてもらった。私もそういう存在になれたらいい」。冬の祭典も、もう半年足らずでやってくる。