東京五輪水泳2冠の大橋悠依「すごいことした実感ない」イタリア遠征に出発

ISLに向けてイタリアに出発する「東京フロッグキングス」。後列右端は北島康介GM、前列中央が大橋悠依、後列左から4人目が瀬戸大也(提供・東京フロッグキングス)

東京五輪競泳女子個人メドレー2冠の大橋悠依(25=イトマン東進)が25日、五輪後初試合となるイタリア遠征に出発した。国際競泳リーグ(ISL)に「東京フロッグキングス」(北島康介GM)と一員として参戦。夏季五輪日本女子初の2冠を達成も、金メダルはケースに入れて自宅の床に置いてきたという。「そんなにすごいことをしたという実感がない。生活も変わってなくて普通に過ごしています」。2年連続となったISLに向けて「全く違う環境でやっていくことがいろんなことを知ることになる。視点を変えれば、前よりも伸びていくところがある」と意気込んだ。

また、引退する練習仲間の萩野公介について「正式な発表が出ていないので」と前置きした上で「最後、一緒に長く練習した。その過程も含めて見させてもらった。最後に思い切ったレースをしてくれて、素晴らしいと思いました」と話した。