F1日本GP中止に角田裕毅「鈴鹿走るのを楽しみにしていたが仕方がない」

今週末に行なわれるF1第12戦ベルギーGPを前に、10月9日に開催予定だった第17戦日本GPが中止となったことについて、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が気持ちを語った。

「すごくガッカリしています。オリンピックが終わった後の日本の新型コロナの状況がどんどん悪化していることを伝えるニュースを見ていると、中止になる可能性はどんどん高くなっているなと感じていましたし、こうなるのではないかという予感はありました。日本のファンの皆さんの前で鈴鹿を走るのをとても楽しみにしていましたし、鈴鹿は(2018年の)FIA F4時代以来なのでF1マシンとの違いを体験するのも楽しみにしていたんです。でも仕方がないですし、日本のファンの皆さんにはテレビを通して良い走りを届けられるように頑張りたいと思います」

ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターも複雑な心境を述べた。

「とにかく一言で言えば非常に残念です。1987年から脈々と続いてきた日本GPで、ホンダにとっては特別なホームサーキットでの母国レースですし、今年はF1挑戦最終年ですからなおさらです。2015年に参戦してから鈴鹿では中々良いレースができていなかったところで、最後の今年は良いかたちでレースができている中で、ファンの皆さんやホンダのF1プロジェクトに協力してくれている従業員や関連メーカーさんの前できちんとレースがやりたかった。それに加えて角田裕毅選手がF1デビューをして頑張っていますし、彼の母国レースでもありますから、ぜひ日本に行ってレースがしたかった」

しかし今の日本における新型コロナウイルスの感染状況を考えれば、中止は仕方がないという点で田辺テクニカルディレクターの見解も角田と一致している。

「今の状況を考えると仕方がないのではないかと思います。(この状況下で開催しようとすると)いろんなところで無理があったり懸念があったりするわけですから。F1関係者だけでなくモビリティランドや周辺の関連された方々、長きにわたりいろんな検討をしてなんとか開催にこぎ着けようとしてくださった方々に感謝したいと思います。ホンダは今年限りですが日本GPとしてはこれが最後ではありませんし、この先F1を目の前で見られる機会はあるはずですから、(ホンダだけではなく)F1に興味を持ってその時を楽しみにしながら応援して頂ければと思います」

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンも「ホンダとともに戦う最後のシーズンだから、ポジティブなかたちで締めくくるためにも日本GPが開催されて欲しかった」と残念がり、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは「僕は日本が大好きだし、日本に住んでいたこともあるし、今はホンダドライバーでもあるから、いつも本当に信じられないくらいの応援をファンのみんなからもらうしね。ホンダドライバーとしてホンダとともに鈴鹿で最後のレースを戦うことができなかったのは本当に残念だよ」と語った。(米家峰起通信員)