東京五輪の卓球男子団体で銅メダルを獲得した張本智和(18=木下グループ)が30日、オンラインで取材に応じた。以下、一問一答。
-五輪が終わって、今の思いは
張本 終わった直後は銅メダルの喜びが本当に強くて、それが2週間くらい続いていたが、1カ月たつと、シングルスでメダル取れなかった後悔がまた芽生えてきている。それも次の目標に向かっての原動力になので、その悔しさを大切にして次の大会に向かっていきたい。
-その後の過ごし方は
張本 昨日初めてコンビニに行って、ずっと部屋に閉じこもっていた。
-遊びに行くとかご飯とかより引きこもり生活
張本 ウーバーイーツで取りに行くだけ。外食はほとんどしてなくて、それが一番幸せ。
-水谷の金メダルを見て
張本 金メダリストは競技を超えての存在。銀と銅だと卓球競技のメダルだけど、金メダリストになると競技以前にすごすぎる存在なので、一番身近にいてそれをすごいと感じる。尊敬しかない。
-金メダルがほしいと言っていた
張本 次のチャンスは早くても3年後。そこで水谷さんと同じ金メダルを取りたい。次にどの種目に出場するかまだまだ決まっていないけど、1つでも金メダルを取りたいという気持ちが増えた。
-木下グループからの賞金500万円の使い道は
張本 貯金か、高級なご飯を食べたい。
-11月の世界選手権個人戦の目標。五輪を受けての課題は
張本 特に個人戦ではレシーブ力が足りなかったと感じている。チキータ一辺倒だといくら威力があっても相手には慣れられてしまうので、水谷選手や(中国の)馬龍選手のようなストップ技術が足りないと思うので、そこを磨いていけばもっと安定したプレーができると思う。
-練習の再開は
張本 先週の月曜から徐々に再開していて、今はいつも通りの練習ができる状態。
-今後の予定は
張本 アジア選手権を辞退したので(国際大会出場は)早くても次のWTT大会になると思う。
-パリ五輪への気持ち
張本 1度、オリンピックの舞台に立ったからこそまたすぐに同じオリンピックの舞台に立ちたいと思うし、次はもっと明確に目標も設定できると思う。戦い方もイメージできる。今回シングルスではメダルが取れなかったので、最低でもシングルスのメダルと団体戦では決勝進出を目指して現実的に目標を設定したい。
-五輪代表の選考基準も変わる
張本 どうしても国内選考の大会が増えるのはしょうがないと思うんですが、国内で勝てる選手が海外で勝てるかと言われればそうではない。一方で世界ランキングが高い選手がこのまま海外に出るのも違うと思うので、公平にルールを作っていただきたい。自分はやっぱり誰からも文句言われないように、国際大会も国内大会も1番の成績を残す、それが次の五輪に出場するために、一番すべきことだと思う。
-混合ダブルスへの野心は
張本 軸はシングルスですけど、ダブルスでもメダリストになりたいなっていう気持ちはある。混合にもし出るとなったら、すでに日本は金メダリストなのでプレッシャーはすごいと思う。出るなら同じ金メダルを狙いたい。
-退任した倉嶋洋介監督への思いは
張本 自分が一番印象に残っているのは17年世界卓球のデュッセルドルフ大会に選んでいただいたこと。あれから自分の卓球人生が始まったと言っても過言ではない。発掘してくださって感謝している。グランドファイナル、ジャパンオープンでもたくさん優勝できて、ベンチに入っていただいてとても感謝している。
-監督と話したことは
張本 一番最初に退任を知ったのが五輪のシングルスが終わったその日。負けて「これで終わるから、団体はもっと頑張ってほしい」って言われた。手ぶらで帰すわけにいかないっていうわけじゃないが、最低でも団体はメダルを見せて退任ということになってほしいなって思った。もう1回頑張ろうという気持ちになった。
-水谷の目の状態について
張本 目の状況は、自分も一緒に合宿してきているなかで、一番身近で感じていた。それでもあれだけもパフォーマンスをして、我慢してずっとプレーを続けてこられた。自分だったらたぶん難しい。それでも、金メダルというのは皆さんが思っている以上にすごいこと。これからも続けていくことは難しいかもしれないけど、何かあったら卓球のことも聞いてみたいし、Tリーグでまた同じベンチで戦えると思うので、その機会の可能性が残されているだけでも自分は本当にうれしい。
-仙台に帰りたいということを五輪の会見で話していた。実現したのか
張本 いま、緊急事態宣言で県をまたいでの移動が難しいので。早くてもそれが解けてからになると思う。