ラグビー1部トヨタが超大型補強 19年世界年間最優秀選手デュトイら獲得

19年W杯ウェールズ対南アフリカ 突破を図るピーターステフ・デュトイ(2019年10月27日撮影)

22年1月に開幕するラグビーの新リーグ「リーグワン」1部のトヨタヴェルブリッツが、超大型補強だ。

6日、チームは南アフリカ代表で19年に世界年間最優秀選手となったフランカー、ロックのピーターステフ・デュトイ(29=前ストーマーズ)と、19年ワールドカップ(W杯)ニュージーランド(NZ)代表ロックのパトリック・トゥイプロトゥ(28=前ブルーズ)の入団を発表した。

リーグワン初代王者を目指すトヨタが、またも世界のビッグスターを獲得した。19年W杯日本大会で南アフリカを頂点に導いたデュトイは身長200センチ、体重116キロ。世界を代表するFWの1人だ。代表56キャップを誇り、力強いプレーと豊富な運動量で知られる29歳は「私はフィールドの内外で自身のベストを尽くし、私を信じて今回この様な機会をくれたチームに貢献し、チームの期待に応えたいと思っています」とチームを通じてコメントした。

一方のトゥイプロトゥはNZ代表「オールブラックス」として活躍。前所属のブルーズでは主将を務めてきた。代表38キャップを持つ新戦力は「チーム目標である『日本一』になるための礎に、そしてチームに価値を与える存在になれるよう励んでまいります」と意気込んだ。

日本代表NO8姫野和樹(27)らが所属するトヨタは、昨季限りで19年W杯NZ代表主将のNO8キーラン・リード、同オーストラリア代表主将でフランカーのマイケル・フーパーが退団していた。新たな補強が注目される中で、今季も屈強な男たちが来日する。