柔道阿部兄妹「パリで2連覇。兄妹でも2連覇」新たな目標へ走り出す

イベントに出席した阿部一二三と妹の詩(撮影・峯岸佑樹)

阿部兄妹の次ぎなる挑戦が始まる。東京五輪柔道男子66キロ級金メダルの阿部一二三(24=パーク24)と同女子52キロ級金メダルで妹の詩(21=日体大)が8日、24年パリ五輪での兄妹2連覇を誓った。

都内で行われた寝具メーカー「エアウィーヴ」のイベントに出席。一二三は3年後の大舞台へ「パリで2連覇。兄妹でも2連覇して新たな歴史を築きたい」と決意を新たにした。続けて詩も「さらに強くなって、次の目標に向けて少しずつ走りだしたい」と誓った。

東京五輪・パラリンピックでオフィシャル寝具パートナーの同社は、選手村に1万8000床の寝具を提供。この日のイベントで、利用したマットレスや枕などを国立青少年教育振興機構などに寄贈した。同社とスポンサー契約を結んでいる2人は、競技力向上のためには良質な睡眠が欠かせないと強調。一二三が「アスリートは睡眠が一番大切」と言うと、ステージ上のベッドで横になった詩は「睡眠は疲労回復や(心身の)リセットの効果もある。ああ、すぐに寝ちゃいそう」と白い歯を見せていた。