フェンシング徳南堅太が五輪団体金の見延和靖を祝福「いい刺激をもらえた」

徳南堅太(2019年6月14日撮影)

<フェンシング:全日本選手権(個人)予選>◇16日◇第1日◇男子サーブル◇ラウンド48~準決勝◇東京・駒沢体育館

東京オリンピック(五輪)日本代表の徳南堅太(34=デロイトトーマツ)が、高校からの同期である男子エペ見延和靖(34=ネクサス)の団体金メダル獲得を祝福した。

同じ福井・武生商高1年の時にフェンシングを始めて、ともに16年リオデジャネイロから2大会連続の五輪出場を果たした仲。「高校からの同級生ですし、一緒に剣を取って、やり始めた時期も同じ。(日本初の金メダル獲得は)心の底からうれしかったです」とまずは賛辞を贈り、自身は団体戦が初戦敗退の9位だったことに触れ「自分はメダルを取り逃し、思うような結果ではない悔しさもありましたが、いい刺激をもらうことができました」と率直な思いを笑顔で話した。

「見延は(24年)パリ五輪はもちろん、その先の『(28年)ロサンゼルスが自分のピーク』とか言ってますから」と、あらためて発言を紹介。一方で日本の男子はフルーレが銀メダル、エペが金メダルを手にしており、残るサーブル勢の奮起について「代表のみんなで話したわけではありませんが、サーブルをやっている全員が思っていることだと思います。『あとはサーブルだけだよね』という空気感がある。今後のメダル獲得へ、フルーレやエペだけじゃないよ、サーブルもあるよ、というところを誰もが示そうと思っているはず」と代弁した。

準々決勝で破った、同じ東京五輪代表の島村智博(37=警視庁)が今大会限りで現役引退。自らが最後の対戦相手となったことにも言及し「島村先輩には、全日本で結構やられてきた歴史がある。島村さんは(13~16年に)4連覇されていますし、東京五輪ではキャプテンとして代表を牽引(けんいん)してくださった。その先輩と本気で戦える機会が最後となって、名残惜しい気持ちはありましたが、しっかりと敬意を払いながら」剣をまじえ、感謝を込めて引導を渡した。【木下淳】