▶再生【カーリングこの一投】4点獲得 吉田夕梨花、会心の「ランバック」

吉田夕梨花5エンドの4投目

<カーリング:混合ダブルス日本代表決定戦>◇19日◇稚内市みどりスポーツパーク

21年世界選手権代表で男女両者が2種目での北京五輪出場の可能性がある21年世界選手権代表の吉田夕梨花(27=ロコ・ソラーレ)、松村雄太(31=コンサドーレ)組が2勝目を挙げた1次リーグの第4試合。

竹田智子(43)・竹田直将(44=ともに名寄協会)組に10ー1と大勝を決定付けたのは、吉田夕の会心に一投だった。

5-1とリードして迎えた第5エンドの4投目。ハウス中央には相手の石が1つ、周囲を自軍の石3つが囲む配置。不利な先攻だが、中央の石を押し出せばビッグチャンスとなる。狙ったのはガードの石に当てて、中央の石を弾くショット。手前にある石をヒットして奥に持っていき、ハウス内の石に当てる通称「ランバック」。

ただ、4人制では1投目、2投目を担当するリードを務める吉田夕は、普段はほぼランバックを使う機会はない。4人制ではガードを配置したり、ガードに柔らかく当ててずらすのが仕事。さらに、この時の配置では、弾いた石を長い距離を滑らせる必要があり、強さ、角度はわずかのズレも許されない場面。

速い石を放つと、まずは自軍のガードにあたり、その石はハウス中央の相手の石に一直線に滑っていく。弾いて、そのままステイ。見事にNO1からNO4までを占め、一気に有利な展開に持ち込んだ。ガッツポーズも飛び出した。

前日からダブルテークアウトショットなども成功させてきた。混合ダブルスだからこそ求められる技術もしっかりと携える吉田夕。チームはその後に最終5投目で松村がドローショットを決めて4点を獲得。9-1として勝負を決定付けた。