本田ルーカス剛史SP4位、シニア1年目の今季目標は全日本6位以内

近畿選手権男子ショートプログラムを終えた本田ルーカス剛史

<フィギュアスケート:近畿選手権>◇9日◇第2日◇木下アカデミー京都アイスアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)

シニア1年目の本田ルーカス剛史(19=木下アカデミー)が、今季の目標を全日本選手権の6位以内に設定した。

冒頭でトリプルアクセル(3回転半)を決めた後は、ジャンプのミスが目立って63・12点。4位発進となり「(4回転)トーループを跳びたかったので悔しい」と、大技が3回転になったことを悔やんだ。

昨季は全日本ジュニア選手権優勝。世界ジュニア選手権(21年3月、中国・ハルビン)の出場権もたぐり寄せたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。成長を示したからこそ「ジュニア1年目から目標にしていて、自分の中ではジャパンを背負ってやるのが夢だった」と悔しい気持ちがあった。今季は「まずは全日本選手権で6番以内に入ることが目標。4大陸選手権だったり、世界ジュニア選手権だったりを目指していきたい」と国際的な大舞台への出場を目指す。

前週はさいたまスーパーアリーナへ足を運び、2日のジャパンオープンを観戦。アイスショー「カーニバル・オン・アイス」(2~3日)への出演も果たした。今季の全日本選手権(12月22~26日)の舞台となり、ピークを合わせていく。

「カーニバルで滑らせてもらって、大きな会場で滑ることでテンションが上がった。全日本がある緊張感をイメージしながら、前日練習とかをしました」

フリーは10日。目標の達成に向けて、1歩ずつ進んでいく。【松本航】