ラグビー関大Aリーグで4年ぶり勝利「スタートラインに立てた」SO高桑

関学大対関大 後半、終了間際に関大ロック栗本が逆転トライを決め喜ぶ関大の選手ら(撮影・前田充)

<関西大学ラグビー:関大27-22関西学院大>◇第3節◇16日◇奈良・天理親里競技場

関大がAリーグ(1部)で4年ぶりの勝利を手にした。

前半は一時12点を追う展開もあり、後半27分に初めてリードを奪ってからも、2度の逆転を許した。2点を追った後半ロスタイムの44分、ロックの栗本勘司(4年=報徳学園)が劇的な逆転トライを挙げ「部員全員の熱い思い、選手たちの思いでつなげたトライだったと思います」。17年最終節(11月26日)摂南大戦以来の勝利を、ベンチの仲間も拳を突き上げて喜んだ。

チームは7戦全敗だった18年にBリーグ(2部)との入れ替え戦に敗れて降格。1年でAリーグ復帰を果たしたが、次の1勝が遠かった。今季からサニックスOBで前FWコーチの森拓郎新監督(50)が指揮。開幕2戦で課題だったボール争奪戦、広いスペースでの防御を改善した。ゲーム主将を務めたSO高桑基生(4年=常翔学園)は「入部して4年間、Aリーグで勝ちがなかった。やっと、スタートラインに立てた」と逆襲を誓った。【松本航】