小関也朱篤、1着選手が1分後に失格で繰り上がりV「あの~、おれが?」

小関也朱篤(19年7月撮影)

<競泳:日本短水路選手権>◇17日◇最終日◇東京辰巳国際水泳場◇25メートルプール◇男子50メートル平泳ぎ決勝ほか

え、おれ? 小関也朱篤(29=自衛隊)が、日本新記録の25秒91で優勝した。ゴール直後は日本雄也が25秒90で先着して日本新記録とされた。しかし1分後に日本は泳法違反による失格と、場内アナウンスが流れた。

100分の1秒差で2位と表示されていた小関が繰り上がって、自身が持つ日本記録を更新した形となった。

小関は「昨日の100メートル平泳ぎでターンを滑ってしまって、今日は落ち着いて泳いだが…。あの~、おれが? という感じです」と照れ笑い。「(係員に)言われるまで正直、わからなかった。自己ベストが出たことは評価しています」とした。

これまでは100メートル、200メートルで戦ってきたが、今後は100メートルを中心に戦っていく考えも示した。