アメフト・オービック堅守で4連勝、3強との直接対決へ「ここから」

インターセプトでゲームMVPに選ばれてあいさつするオービックDB久保颯(撮影・河合香)

<アメリカンフットボール・Xリーグ:オービック23-0東京ガス>◇17日◇富士通スタジアム川崎

オービックが2試合連続完封で4連勝を飾った。前半は相手のミスにつけ込んで、パスとランで2TDを挙げてリード。後半もDB久保のインターセプトに、最後はセーフティーを奪う。新加入の米国人QBジェロッド中心の東京ガスに得点を許さず。1TDを加えた23-0で勝利し、富士通、パナソニックとともに無傷の首位を守った。東京ガスは1勝3敗となった。

オービックの堅守が光った。昨季60-0と圧勝した東京ガスだが、今季はジェロッドにWRナムディら12人を補強していた。初戦こそ米国人選手が調整不足でパナソニックに大敗も、富士通とは競り合い、前節にエレコム神戸から初勝利。徐々に調子を上げて旋風の兆しも、昨季王者は1点も許さなかった。

パスではジェロッドにラッシュを仕掛け、ランには囲い込んで食い止めた。パス成功率は5割以下、ランではマイナス11ヤードに抑え込んだ。ナムディも徹底マークし、後半最初に久保がインターセプトで反撃の口火を摘み取った。

最後となった守備が象徴的だった。ゴール前でパスにきたが、DL樋口とLB繁治の新人2人がQBサック。セーフティーで2点を奪った。大橋ヘッドコーチ(HC)は「しっかり準備してきたプラン通り。後半は若手が目立っていた。チーム力が上がっている」と満足げに話した。

攻撃はもう一つだった。第1QはともにFG失敗で膠着(こうちゃく)状態だった。前半残り3分を切って、東京ガスが21ヤードとミスパント。敵陣から攻撃のチャンスにランで攻め込み、QBロックレイがWR西村に先制のTDパスを決めた。

返しの守備で東京ガスがまだ自陣も、勝負の第4ダウンギャンブルにきた。QBランを止めて阻止。残り45秒からロックレイが3本のパスを決め、最後はRB望月が1ヤードをねじ込んだ。守備がつくったチャンスに攻撃が応えた。大橋HCは「攻撃はチャンスメークできなかったが、チャンスを的確にものした」。勝負どころの強さを発揮した。

次節からは4戦全勝の3強の直接対決となる。まずはオービックが大阪遠征し、31日にパナソニックとの対戦。相手は不戦勝はさみ、ほぼ1カ月ぶりの試合となる。昨季は激闘の末に競り勝ったが「着実に勝ってきて、この1カ月準備している。試合展開はわからない。我慢強く。ここからです」。指揮官は口元を引き締めた。