宇野昌磨が公式練習「若干ジャンプのズレはあった」/一問一答1

宇野昌磨(21年10月撮影)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇21日(日本時間22日)◇ラスベガス・オーリンズアリーナ◇男子公式練習

18年平昌オリンピック(五輪)銀メダルの宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が今季海外初戦を迎える。

初日の練習後、国内外メディアの取材に応じた際のコメントは以下の通り。

「日本でやってきた練習が、現地に着いてからの練習で、そのまま出ていたかなと思うんですけれども。若干ジャンプのズレはあった。(4回転)ループ、サルコーは挑戦中のジャンプなのでいいんですけど(トリプル)アクセルは失敗しないように調整する必要があるな、っていうのが今日の感想でした」

「(練習は)フリーをメインに。ショート(プログラム=SP)は2日に1回くらいのペースで、あとはフリーを1日に2回から3回、ジャンプを全部やるという感じで。もちろん、回数が増えるのはできないからであって、シーズン後半に向けては1日2回まとまった演技ができるようにしたいな、と思って練習しています」

「(リモート振り付けは)週1、2くらいでやっています。難しいところはあったんですけど、だんだん慣れていき、やり方も覚えてきた。でも、現地で見てもらうと違うので、NHK杯が終わり次第、スイスに戻って(ステファン・ランビエル・コーチと)ともに練習できたらなと思っています」

「本当はジャパン・オープンの後に(スイスに)行く予定だったんですけど、2週間隔離が大変とかあって。でも、日本ではアイスショーという『試合』ではないけど『本番』で演じられました。あとはジャパン・オープン前にステファンが来て、日本で練習する予定だったんですけど、いろんな都合が重なって日本に来ることができなくなってしまった。でも、家族の方々だったり、支えてくださる皆さんがいたおかげで、すごくいい練習ができました」

「(4回転ループは)良くはなかったですね。着氷っぽいものはしたんですけど、決して。僕の4回転ループは、自分が跳んでいるジャンプの中でも、すごい質のいいものが跳べるジャンプ。跳べた時はもっといいものができます。踏み切った時に失敗したなと思ったんですけど、そこで踏みとどまれたのは、試合だったら及第点ですけど、練習なので、まあ、あんまり」

「ループに入る前に、もう少し、どこでスピードをつけるか。サルコーの前にも、どこでスピードつけるかを課題にやってきたんですけど、成功率は2割…いや2割じゃない、5割あるかないか、ぐらいの確率です。ループとサルコーに関しては試合で降りる、失敗する、どっちに転んでも、その後を成功させることが今の僕にできることなのかなと。(構成は?)今日やった構成のままやります」

「大会で海外に行くのがすごく懐かしい感じです。出発前はすごくワクワクした気持ち。今は試合に楽しみな気持ちもあるんですけど、今日までやってきた、自分が練習してきたものを少しでも見せられたらと思います」